世界に一枚だけの電子グリーティングカードは、季節のご挨拶に気持ちを届ける心強い味方であり、ブランドマーケティングでも見逃せない接点です。便利なプラットフォームを使えば、デザインやイラストの経験がなくても、オリジナルの一枚を手軽に作れます。
OOOPEN Labのカスタム画像ジェネレーターやLINEのバースデーカードなど、使いやすい8つのカード作成プラットフォームをまとめました。誕生日、祝祭日、特別な記念日など、いつでも大切な人へ特別で心のこもったカードを贈れます。
- Canva
- Adobe Express
- OOOPEN Lab カスタム画像ジェネレーター
- LINE バースデーカード
- 交通部観光署
- FlexClip
- Visual Paradigm Online
- Open Me
電子グリーティングカード作成プラットフォームを比べる4つのポイント
編集の自由度
レイアウト、画像フィルター、利用できる内蔵画像やフォントの数などが、編集の自由度を左右します。
レイアウトでいうと、自由度の高いプラットフォームでは画面内の要素配置を自在に操作できます。一方、低いものでは決められた欄に文字を入力したり画像をアップロードしたりするだけです。
- 自由度が高い:カード全体のレイアウトやレイヤーを自由に設計できる。
- 自由度が中程度:各種レイヤーの追加や位置設定ができる。
- 自由度が低い:カードのデザインを選び、指定箇所に文字を入力するのみ。
利用できる素材数
目を引く画像は美しい電子カードの重要な要素です。多くのプラットフォームでは画像をアップロードでき、豊富な素材ライブラリーを直接使えるものもあります。
操作の難易度
CanvaやAdobe Expressのように自由度が高いプラットフォームは、調整できる要素や機能が多いため、チュートリアル動画や記事で使い方を学ぶ時間が必要になります。
反対に、操作難易度の低いプラットフォームは自由度こそ控えめですが、わかりやすい手順に沿って少ない手間でカードを完成できます。
- 難易度が高い:各機能の操作に慣れる必要がある。
- 難易度が中程度:明確な案内に従って操作できる。
- 難易度が低い:手順が少なく、すばやく完成する。
料金
料金は通常、利用期間、作成可能数、内蔵素材の利用範囲によって変わります。
少量・短期間の利用なら無料プラン、長期・大量の利用なら有料プランを検討すると、よりプロフェッショナルで個性あるカードを作れます。
8つの電子グリーティングカード作成プラットフォーム比較表
| 編集の 自由度 | 利用できる素材数 | 操作の 難易度 | 料金 | |
| Canva | 高 | 無料版:画像・写真100万点以上 有料版:有料の写真、動画、アイコンなど1億点以上 | 高 | 無料版:透かしや利用制限あり 有料版:月額14.99米ドル |
| Adobe Express | 高 | 無料版:利用制限あり 有料版:すべて利用可能 | 高 | 無料版:素材・ツールの利用制限あり 有料版:月額NT$326 |
| OOOPEN Lab カスタム画像ジェネレーター | 中 | カスタム画像ジェネレーターモジュールを操作するユーザーがアップロード 各レイヤーに最大32枚の画像をアップロードでき、レイヤー数に制限なし | 中 | 月払い:月額NT$3,980 長期利用:6か月NT$16,800 |
| LINE バースデーカード | 低 | 約30種類のカードデザイン | 低 | 無料 |
| 交通部観光署 | 低 | 約70種類のカードデザイン | 低 | 無料 |
| FlexClip | 高 | 約30種類の動画テンプレートと数百万点の無料素材 | 高 | 無料版:透かしや利用制限あり 有料版:月額9.99米ドルから |
| Visual Paradigm Online | 高 | 約400種類のカードテンプレート | 高 | 無料版:透かしや利用制限あり 有料版:月額5米ドルから |
| Open Me | 低 | 数百種類のカードテンプレート | 低 | 無料 |
実用的な電子グリーティングカード作成プラットフォーム8選:特徴と使い方
Canva
10年以上運営されているCanvaは、豊富な素材、ツール、テンプレートを提供しています。公式のYouTubeチャンネルには使い方の動画もあり、月間利用者数は1億3,500万人に上るオンラインデザインプラットフォームです。
オンライン版のほか、iOSとAndroid対応のアプリも提供しています。
特徴
無料版と有料版があり、無料版には、素材ライブラリー全体の1%しか使えない、出力画像に透かしが入る、カードのサイズを自由に変更できないなどの制限があります。
カードの完成後は、さまざまな形式で保存・共有でき、用途に合う見せ方を選べます。
操作の概要
Canvaの操作感はPowerPointに少し似ています。空白のキャンバス上で素材を重ねたり切り抜いたりできます。
左側には、素材検索、アップロード画像の挿入、描画などの機能があります。専門知識は必要ありませんが、機能が多いため、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
操作手順
➊ 最初の画面
カード作成ページを開くと、最初に用途を尋ねられ、選んだ内容に合う例が表示されます。
➋ 編集画面
ここでは中秋節のカードを例にします。使いたい月の画像をCanvaのプロジェクトフォルダーへアップロードし、カードの背景に設定します。
次に、素材ライブラリーで「中秋節」に関連するキーワードを検索し、好きな素材をカードへドラッグします。
最後にテキスト欄を追加してフォントを選べば、シンプルでオリジナルなカードの完成です。
有料素材には右下に小さな王冠マークが表示されます。無料版でも使えますが、出力した画像には透かしが入ります。
➌ 完成イメージ
すべて無料素材を使ったため、出力画像に透かしは入りません。
有料素材の月餅イラストを使うと、出力画像に目立つ透かしが入ります。
Adobe Express
Adobe Expressは、デザインソフト大手のAdobeが提供するツールです。デザイン経験の有無を問わず、マーケティング素材を手軽に作れるよう設計されています。
豊富な画像、テンプレート、デザインツールがそろい、iOSとAndroid対応のアプリも提供しています。
特徴
Adobe Expressの素材ライブラリーは、自社のAdobe Stockと連携しています。無料版と有料版があり、公式サイトでは無料版で使えるロイヤリティフリーのAdobe Stock素材は「一部」とされていますが、実際には十分な数がそろっています。
テンプレートのスタイルは幅広く、フォント、配色、レイヤーの重なりも自由に調整できます。
アイデアが浮かばなくても、テンプレートをそのまま使いたくない場合は、サイトが提案するフォントや色へ変更できます。たとえば文字のスタイルを変えようとすると、全体の雰囲気に合うフォントがいくつか表示されます。
操作の概要
白紙の状態から作ることも、テンプレートから始めることもできます。
編集画面の右側にはレイヤーが表示されます。選択したオブジェクトにアニメーションを追加したり、効果を削除したり、色を変更したりできます。
画面左側のツールバーで素材を検索し、そのままカードへドラッグして追加することもできます。
操作手順
➊ 最初の画面
Adobe Expressのページ上部にある「テンプレート」から「カード」を選ぶと、2,000種類以上のテンプレートが表示されます。
➋ 編集画面
テンプレートを選んで編集画面に入ると、右側に分解されたレイヤーが表示されます。各レイヤーを選んで色やスタイルを変更できます。
テンプレート内の素材だけでなく、左側のツールバーで素材を検索し、電子カードへ直接ドラッグして配置できます。
➌ 完成イメージ
作例1・2の完成カード
補足:Adobe Expressの作品はSNS(Facebook、Instagram、X(Twitter)、Pinterest、LinkedIn、TikTok)へ共有できます。予約投稿機能はCanvaと同じく有料ユーザー限定です。
OOOPEN Lab カスタム画像ジェネレーター
OOOPEN Labが開発したカスタム画像ジェネレーターモジュールを使えば、ブランド独自の「カードジェネレーター」を作れます。
マーケティングの目的に合わせて電子カードやプロフィール画像をカスタマイズできるため、ファンとの交流を増やしたいブランドに適しています。
宣伝したいイベントやブランドの要素をデザインの軸にすると、参加者やファンとのつながりを深め、参加意欲を高められます。カスタム画像ジェネレーターの主な事例には、客家桐花祭、マクドナルド、豆苗先生、うさぎカード、Taiwan Barがあります。
特徴
モジュールの作成手順は簡潔でわかりやすく、デザイン経験がなくてもすぐに使えます。経験豊富なイラストレーターからも、この使いやすさが評価されています。
カード完成後の結果ページには、外部リンク、共有、もう一度遊ぶなどのCTAボタンを設置し、イベント情報ページや次のアクションへ直接誘導できます。
作成中は無料で試せます。公開するときにのみ料金が発生し、公開後は管理画面でコンバージョン率やカスタマイズ結果などを確認できます。
操作の概要
クイズ画面に表示するボタン、画像、ロゴには、それぞれ作り方と設定方法の案内があります。経験がない人でも、手順に沿って一つずつ完成させられます。
ブランド独自の画像素材が十分にあれば、カスタム画像ジェネレーターモジュールで楽しい電子カードジェネレーターを作れます。
操作手順
➊ 最初の画面
最初の画面の要素を自由に並べ替え、背景を設定し、ボタンのスタイルやフォントも変更できます。
以下では、Taiwan Bar あなただけの招福うさぎとうさぎカードジェネレーターを例に紹介します。
➋ 編集画面
上から下へ並ぶ作成手順は、イベントページで参加者が体験する流れと同じです。見た目にもわかりやすく設計されています。
➌ 完成イメージ
完成したカスタム画像ジェネレーターは、ブラウザゲームのように楽しめます。参加者は開始後に項目を選びながら進み、最後に自分だけの電子カードを受け取れます。
以下は、ブランドごとの作例です。
補足:次の画像のように、イベント関連のCTAボタンや情報を結果ページへ埋め込めます。
LINE バースデーカード
LINEが提供する、誕生日専用の電子カードです。
LINEは台湾で広く使われているメッセージアプリです。送る側も受け取る側も普段のアプリで操作でき、気軽に誕生日を祝えます。
特徴
LINEのバースデーカード機能は無料です。ただし、カードを送れる相手は当日が誕生日の友だちに限られます。翌日が誕生日の友だちには、カードを書いて予約送信できます。
誕生日当日は、友だちが送った公開カードを誕生日の本人のページで全員が閲覧できます。翌日以降は本人だけが閲覧できます。送り手はカードを本人だけに公開するか選べ、送信後の編集も可能です。
操作の概要
LINEで誕生日を登録し、公開設定にしているユーザーは、誕生日当日に友だちリストの「今日が誕生日の友だち」欄へ表示されます。名前の横には「カードを贈る」ボタンも表示されます。
デザインを選び、メッセージを書いて送信すると、誕生日の本人のページで公開・非公開のカードを確認できます。
操作手順
➊ 最初の画面
今日が誕生日の友だちを見つけて「カードを贈る」を押すと、その友だちのカードページが開きます。
➋ 編集画面
「本人にのみ公開」(Write in secret)するかを選び、カードのデザインを選択します。
➌ 完成イメージ
送信後、誕生日の本人は画面をスワイプして、届いたカードを一枚ずつ見られます。
交通部観光署
台湾観光情報サイトが提供しています。風景、観光地、祝祭、童心、ハートの5カテゴリーがあり、それぞれ複数のデザインから選べます。
台湾らしい12種類の「電子切手」も選べるため、手紙を送るような特別感があります。
特徴
雄大な自然風景の写真から遊び心のある手描きイラストまで、台湾各地の観光の魅力を鮮やかに伝えています。カードを開くと、本物の絵はがきを受け取ったように感じられます。
操作の概要
観光署の電子カードは、次の3ステップで簡単に送れます。
- カードのカテゴリーを選ぶ
- カードと切手を選ぶ
- メッセージと受取人・差出人の情報を入力する
最後に送信ボタンを押すと、受取人に観光情報サイトからメールが届きます。メール内のリンクを開けば、差出人が選んだカードとメッセージを見られます。
操作手順
➊ 最初の画面
観光署の電子カードには5つのカテゴリーがあり、各カテゴリーから複数のデザインを選べます。
➋ 編集画面
受取人と差出人の名前・メールアドレス、メッセージを入力して送信すると、サイトがメールを届けてくれます。
➌ 完成イメージ
送信後、相手には観光情報サイトからメールが届きます。リンクをクリックすると、Webページでカードの内容をすべて確認できます。
FlexClip
FlexClipは動画編集ツールです。一般的な動画編集機能に加え、電子カード向けの動画テンプレートも豊富に用意されています。
特徴
電子カードには静止画と動画があります。FlexClipには祝祭、招待状、誕生日カードなどの動画テンプレートがあり、素材や文字を置き換えるだけで、オリジナルの動く電子カードを手軽に作れます。
完成したカードは動画またはGIF形式で出力できます。
操作の概要
動画テンプレートを選ぶと、FlexClipの動画編集画面が開きます。下部で動画の長さを設定し、右上のプレビュー画面でレイヤーを選択、置換、追加、削除できます。
以下の作例は、すべてFlexClip内の素材を使っています。中国語でも検索できますが、実際に試したところ、英語で検索したほうが多くの素材が見つかりました。
操作手順
➊ 最初の画面
FlexClipの電子カードは動画形式で、数多くのテンプレートから選べます。
➋ 編集画面
静止画カードの編集ツールとは異なり、FlexClipの編集画面は動画エディターです。右側で編集結果をリアルタイムに確認できます。
➌ 完成イメージ
完成後はカードを動画として出力し、ファイルをダウンロードできます。
Visual Paradigm Online
フローチャートやプレゼンテーション作成ツールで実績のあるVisual Paradigm社が開発しました。数百万点の写真と数百種類のフォントを収録し、西洋の祝祭だけでなく、旧正月やサンキューカードなど幅広いテーマのテンプレートがあります。
特徴
手早くカードを作れるシンプルなプラットフォームです。派手なツールやテンプレートはありませんが、外部の素材サービスと連携しており、Visual Paradigm Onlineの編集画面から画像や写真を検索して使えます。出力したファイルはGoogle Driveへ直接保存できます。
操作の概要
多くの電子カード作成サービスと同様に、テンプレートを選ぶと編集画面が開きます。左側で素材を選び、カード上へ配置して調整します。
カードにはリンク、グラフ、ページ移動などを追加できます。文書編集でよく使う線や図形などの基本素材もあります。
操作手順
➊ 最初の画面
Visual Paradigm Onlineには、東洋・西洋のさまざまな祝祭向けカードがあります。初期設定のテキストは英語だけでなく、繁体字中国語にも対応しています。
➋ 編集画面
編集画面の左側にツールバーがあり、検索機能で使いたい素材を探せます。
外部サービスと直接連携し、素材の検索やアップロードもできます。
➌ 完成イメージ
完成後は画像を直接ダウンロードし、届けたい相手へ送れます。
Open Me
Open Meは、ページをめくれる完全無料の電子グリーティングカードを提供しています。紙のカードのように表紙、中面、裏表紙があります。
特徴
カードごとに表紙だけでなく、中面に使われるイラストも異なります。
完成後は送信時刻を予約できます。グループカードにも使え、送信前にほかの協力者を招待してカードへ署名してもらうこともできます。
操作の概要
Open Meの電子カードは編集の自由度が低く、中面と裏表紙の文字・画像を変更できるのが中心です。位置は調整できず、選べるフォントも多くありません。
ただし、ページをめくる演出によって本物のカードを読んでいるように感じられます。簡単に使えて、受け取る人にも喜ばれる選択肢です。
操作手順
➊ 最初の画面
トップページ上部の「eCARDS」を選ぶと、無料でかわいい電子カードの例を見つけられます。
➋ 編集画面
変更できるのは主に、左側の1つ、右側の2つ、そして裏表紙の1つのエリアです。
➌ 完成イメージ
完成したら送信方法を選び、届けたい相手へ送れます。
自分に合う電子グリーティングカード作成プラットフォームは?
8つの電子グリーティングカード作成プラットフォームと事例を見ても、まだ選び方に迷っていますか?
そんなときは、次の手軽な選び方を参考にしてください。
- シンプルで上品なオリジナルカードをすばやく作りたい:Canva
- カード上の要素をより自由に、創造的に重ねて使いたい:Adobe
- ブランドマーケティングや参加者との交流を実現し、利用者自身がカスタマイズできるようにしたい:OOOPEN Lab カスタム画像ジェネレーター
- ちょっとしたお菓子や贈り物と一緒にカードを送り、気持ちを伝えたい:LINE バースデーカード
- 海外の友人に送り、台湾文化の魅力を伝えたい:観光署電子グリーティングカード
- 動く電子カードを作りたいが、動画編集の始め方がわからない:FlexClip
- 落ち着きがありながら個性もあるカードをすばやく作りたい:Visual Paradigm Online
- かわいくシンプルなデザインで、指定欄を埋めるだけですぐ送りたい:Open Me
以上が、私たちがまとめた電子グリーティングカード作成プラットフォームです。お役に立てれば幸いです。
カードのデザインやスタイルも大切ですが、特別な日に相手を思い出して贈る気持ちこそが、カードが届ける何より大切な価値です。
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